2024年10月4日にOPEN！国産和牛の油かすとだしが絶妙の『かすうどん』。神戸・三宮で連日客足が絶えないという「かすうどん いちえ」が、この度、都会の喧騒から離れ、店主の地元である神戸北区へ移転。魅力が増した「かすうどん いちえ」へ取材に伺いました。

国産和牛の小腸だけを使用！

実は、私「かすうどん」未経験者。かすうどんは、大阪発祥。まだ神戸ではあまり見かけません。かすうどん未経験者の方ために、少しかすうどんの説明をさせていただきます。かすうどんの「かす」とは天かすでもなければ、もちろん酒粕でもなく、「油かす」のことなのです。「油かす」とは、牛の小腸(ホルモン)を細かく刻み、油でじっくりと揚げ、水分や余分な脂分を飛ばしたもので、高タンパク・低脂肪・コラーゲンたっぷりの食材なのです！

そして、こちらのお店では、なんと「国産和牛の小腸」のみを使用。大半のお店では、オーストラリアやニュージーランド、アメリカ産の小腸を使用しているそうです。国産和牛の小腸だからこそ、まったく臭みのないおいしい油かすができるのだそうです。今回は、「国産和牛の小腸」と「企業秘密の京風だし」でできた「かすうどん」を初体験させていただきました。

おすすめメニュー

いちえスペシャルかすうどん

店主におすすめはどれですか？と聞くと、「そりゃ、いちえスペシャルかすうどんでしょう」と。「では、いちえスペシャルかすうどん」でお願いします。スペシャルかすうどんには、肉・海老天・生玉子・わかめがのっています。

ではまずだし汁から「ワオ！これはおいしい！」。旨みが深い病みつきになる味わいです。意外にもあっさりとした企業秘密の京風だしに油かすの旨みが深みをだして、ツルツルの麺によく合います。

お肉も柔らかく、海老天もサクサク。さらに、ランチタイムにはおにぎりが1個つくのです。のり・ゆかり・かつおの中から好きなものを選べます。

さらにさらに、「ヘレンを見た」とスタッフに伝えると、月替わりで店主手作りのスイーツが楽しめます。取材を伺ったこの時期は、店主手作りのわらび餅がいただけました。もちもちで柔らかくとてもおいしかったです。

後日、グルメな友人に「かすうどん　いちえ」さんを紹介したら、即お店に行き、かすうどんとおでんを食べたそうです。「おでんもしみしみでとてもおいしかった」と言っていました。「おいしいお店を教えてくれてありがとう」と、感謝されました。

清潔感にあふれ居心地の良い店内

カウンター×5、4名テーブル×2、2名テーブル×1と15席あります。清潔感があり、落ち着ける店内でした。場所は、有馬街道沿いにあり、カメラのキタムラさん前です。最寄り駅は、神戸電鉄「岡場駅」からは徒歩約10分。

神戸三宮店から移転した理由

以前は、神戸三宮の北野坂付近にお店を構えていたそうです。場所柄、朝の5時まで夜営業し、翌日11時からお昼の営業。自宅にいるのはわずかな時間。店主は、そろそろ自分たちのゆったりとした時間を作りたいと考え、思い切って自宅のある神戸市北区へ移転することに決めたそうです。三宮のお店を営業しながら、現在のお店の準備をし、閉店後、即開店。なかなかのハードスケジュールですが、長年の経験があるから乗り越えられるのですね。

東京にのれん分け店が2店舗

さらに、東京に、のれん分けをしたお店が2店舗あるそうです。東京店の店主は、神戸の店主の元で修行をし、東京ではあまり見かけない関西のかすうどん店を開いたそうです。東京で関西だしの文化でもある「かすうどん」がもっと広まればいいですね。

忘年会・新年会にもおすすめ！

11月から2月頃までなら、宴会もOK。料金は1名2,700円（税込）から。料理内容については、希望があれば相談にのってくれるそうです。飲み放題（瓶ビール・ノンアルコールビールを除く）も2,000円（税込）予定だそうです。閉店時間は、日付が変わるまで。15名以上なら貸し切りにできるそうです。

初めて食べた「かすうどん」の味は、今でもリアルに思い出せます。次は、家族を連れて行こうと思います。もちろんママ友には「おいしいうどん屋さんあるよ！」とすでに紹介済みです。ぜひ、「かすうどん いちえ」にかすうどんを食べに行ってください。優しい店主がお待ちです。

オーナー

かすうどんはB級グルメと言われてますが、当店のかすうどんは、国産和牛の小腸のみを使っているので、B級グルメより少し価格が上がります。ワンランク上のA級グルメというところでしょうか。ぜひ、A級グルメのかすうどんをご賞味ください。

ヘレン編集室ライター

取材時に店主の奥様も来てくださいました。奥様は近くの焼き肉店きしもとのオーナーだそうです。素敵な奥様と過ごす時間を大切にしてくださいね。お忙しい中、ご対応いただきありがとうございました。また、近々お邪魔すると思います。